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論文

Effect of electron correlations on spin excitation bandwidth in Ba$$_{0.75}$$K$$_{0.25}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$ as seen via time-of-flight inelastic neutron scattering

村井 直樹; 鈴木 雄大*; 出田 真一郎*; 中島 正道*; 田中 清尚*; 池田 浩章*; 梶本 亮一

Physical Review B, 97(24), p.241112_1 - 241112_6, 2018/06

 被引用回数:5 パーセンタイル:25.82(Materials Science, Multidisciplinary)

非弾性中性子散乱による鉄系超伝導体Ba$$_{0.75}$$K$$_{0.25}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$の磁気励起測定を行い、約200meV程度のバンド幅を持つスピン波的分散を観測した。測定されたスペクトルは、同一試料に対する角度分解光電子分光測定により得られた電子バンドの繰り込み因子を考慮し、密度汎関数理論により構築された5軌道ハバード模型に乱雑位相近似を適応する事で再現される。これらの結果は電子バンドの繰り込みという形でしばしば現れる所謂、電子相関効果の観測が非弾性中性子散乱によっても可能であることを示すものである。

論文

Direct numerical simulations for local superconductivity above upper critical field; Theoretical confirmation of stable precursors

町田 昌彦; 板倉 充洋

Physica C, 392-396(1-4), p.331 - 335, 2003/10

最近、高温超伝導体における超伝導臨界温度以上での超伝導前駆現象が多くの注目を浴びている。しかしながら、多くの理論研究にもかかわらず、その理解は進んでいない。この状況は、高温超伝導体が強い電子相関を持つことから、確立した理論的枠組みが存在しないという事情が大きく関与していると考えられる。そこで、本研究では既に理論的に確立した時間依存のギンツブルクランダウ方程式の枠組みを用いて、上部臨界磁場以上での超伝導秩序パラメータのダイナミクスを大規模数値シミュレーションにより調べた。その結果、この方程式の枠組みの範囲でも超伝導揺らぎを含む系は安定な局所的超伝導状態を上部臨界磁場以上で示すことがわかった。この結果から、上記前駆現象は、高温超伝導体特有の強い電子相関とはあまり関係がなく強い超伝導揺らぎによる可能性が示されたことになる。また、上記結果は超伝導一般の現象の発見であり、全ての第二種型超伝導体において見いだされるものと考えられる。

論文

Existence of a metallic ferromagnetic phase in models for undoped manganites

堀田 貴嗣

Physical Review B, 67(10), p.104428_1 - 104428_8, 2003/03

 被引用回数:21 パーセンタイル:68.23(Materials Science, Multidisciplinary)

ドープされていないマンガン酸化物の強磁性状態における新しい金属絶縁体転移の存在が、ヤーンテラー歪みと強く結合する$$e_{rm g}$$-軌道縮退ハバード模型の数値的手法による解析に基づいて議論される。基底状態相図を電子・フォノン結合定数$$lambda$$とクーロン相互作用$$u$$によって定義される平面に描くと、銅酸化物に対する標準的な1バンドハバード模型とは対照的に、この$$e_{rm g}$$-軌道縮退ハバード模型においては、ハーフフィリングでも、$$lambda$$$$u$$の有限の値に対して金属相が存在することがわかった。これは、フェルミ面の形状が、絶縁体相に特有の交替軌道秩序と整合しないためである。以上の結果に基づき、ドープされていないマンガン酸化物における超巨大磁気抵抗効果の新しいシナリオが議論される。

論文

Four-component relativistic calculations on the complexes between a water molecule and trivalent lanthanoid and actinoid ions

望月 祐志*; 舘脇 洋*

Chemical Physics, 273(2-3), p.135 - 148, 2001/11

 被引用回数:23 パーセンタイル:58.82(Chemistry, Physical)

4成分の相対論的分子軌道計算(Dirac-Hartree-Fock,Relativistic M$o ller-Plesset$摂動)により、3価のランタノイド,アクチノイドイオンと水分子との錯体を系統的に調べ、イオン-水分子間距離,安定化エネルギーMulliken密度などを評価した。本計算から、相対論効果の大きさ、並びに相対論と電子相関の分離性が示されたほか、錯体における電子的相互作用の描像が明らかになった。

論文

$$eta$$ pairing and superconductivity in the negative-U Hubbard model

別役 広

Physical Review B, 44(2), p.871 - 874, 1991/07

 被引用回数:4 パーセンタイル:34.42(Materials Science, Multidisciplinary)

電子が同一サイト上に来る時に引力が働くハバード模型では、$$eta$$対を形成することにより、基底状態は一重項になり、エネルギーにギャプが生じていることを明らかにした。この基底状態では、U(1)対称性が自発的に破れていて、これに伴う新しいボース粒子「$$eta$$粒子」が創られている。$$eta$$粒子のボース凝縮により形成される凝縮体は、超伝導の特徴である非対角長距離秩序(Off-Diagonal Long-Range Oder; ODLRO)を示す。この新しい機構に依る超伝導は次の様な特徴を有する。(1)超伝導を起こす対要素の大きさは0である。これに対して$$eta$$粒子自身は全空間に広がっている。(2)温度が上がると、熱的騒乱により基底凝縮体の位相に乱れが生じ、超伝導が消失する。(3)BCS的方程式から決まるギャプと転移温度の関係は$$Delta$$=4.0$$kappa$$$$_{B}$$T$$_{c}$$である。(4)ギャプは電子-ホール対称性を有する。転移温度は、ホール濃度の小さい領域ではホール濃度に比例している。(5)$$eta$$粒子の熱的遙動により、常伝導状態の性質に異常が生じる。

論文

High Rydberg and Auger electrons from fast projectile ions studied by zero-degree electron spectroscopy

川面 澄*; 左高 正雄; 楢本 洋; 今井 誠; 小牧 研一郎*; 山崎 泰規*; 黒木 健郎*; 金井 保之*; 神原 正*; 粟屋 容子*; et al.

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 53(4), p.421 - 425, 1991/04

 被引用回数:16 パーセンタイル:83.01(Instruments & Instrumentation)

高エネルギー(64MeV、90MeV)多価イオン(S$$^{5+}$$,S$$^{12+}$$,Sc$$^{8+}$$)と原子・固体との衝突において0度方向(ビーム方向)に放出される2次電子のエネルギースペクトルを測定した。そのスペクトルの中で入射イオンから放出される電子に着目して研究を行なった。S$$^{5+}$$、Sc$$^{8+}$$イオンからのスペクトル線は2p空孔に起因する遷移による多くの線から構成され、S$$^{12+}$$イオンからのものは1s$$^{2}$$2pnlからのコスタークロニッヒ遷移によるスペクトル線で構成されているものと同定された。さらに固体ターゲットと気体ターゲットの違いによるイオンの励起過程の変化、3電子が関与するオージェ過程について議論された。

口頭

電子相関効果によるBa$$_{0.75}$$K$$_{0.25}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$の磁気励起バンドの繰り込み

村井 直樹; 梶本 亮一; 鈴木 雄大*; 出田 真一郎*; 中島 正道*; 池田 浩章*; 田中 清尚*

no journal, , 

鉄系超伝導体の発見以来、その磁性・超伝導を対象とした中性子散乱研究が盛んに行われてきた。今回我々はホールドープ型鉄系超伝導体Ba$$_{0.75}$$K$$_{0.25}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$の磁気励起の測定をJ-PARCチョッパー分光器「四季」にて行い、ブリルアンゾーン中心から境界までをカバーする磁気励起データを得た。得られた磁気励起の運動量・エネルギー方向の構造は、同一試料のARPES測定から決定されたバンド繰り込み因子を考慮することで、5軌道模型に対する乱雑位相近似(RPA)により再現される。これら結は、電子相関効果としてしばしば現れる電子バンドの繰り込み効果が磁気励起においても現れることを意味する。講演では鉄系超伝導体の電子構造の情報がどのように磁気励起スペクトルに反映されるのかについて議論する。

口頭

Large downward renormalization of spin excitation energies in Ba$$_{1-x}$$K$$_{x}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$ due to electron correlation effects

村井 直樹; 梶本 亮一; 鈴木 雄大*; 池田 浩章*; 中島 正道*; 出田 真一郎*; 田中 清尚*

no journal, , 

鉄系超伝導体の発見以来、その磁性・超伝導を対象とした中性子散乱研究が盛んに行われてきた。今回我々はホールドープ型鉄系超伝導体Ba$$_{0.75}$$K$$_{0.25}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$の磁気励起の測定をJ-PARCチョッパー分光器「四季」にて行い、ブリルアンゾーン中心から境界までをカバーする磁気励起データを得た。得られた磁気励起の運動量・エネルギー方向の構造は、同一試料のARPES測定から決定されたバンド繰り込み因子を考慮することで、5軌道模型に対する乱雑位相近似(RPA)により再現される。これらの結果は、電子相関効果としてしばしば現れる電子バンドの繰り込み効果が磁気励起においても現れることを意味する。講演では鉄系超伝導体の電子構造の情報がどのように磁気励起スペクトルに反映されるのかについて議論する。

口頭

Effect of electron correlations on spin excitation bandwidth in Ba$$_{0.75}$$K$$_{0.25}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$ as seen via time-of-flight inelastic neutron scattering

村井 直樹; 梶本 亮一; 鈴木 雄大*; 池田 浩章*; 中島 正道*; 出田 真一郎*; 田中 清尚*

no journal, , 

非弾性中性子散乱による鉄系超伝導体Ba$$_{0.75}$$K$$_{0.25}$$Fe$$_{2}$$As$$_{2}$$の磁気励起測定を行い、約200meV程度のバンド幅を持つスピン波的分散を観測した。測定されたスペクトルは、同一試料に対する角度分解光電子分光測定により得られた電子バンドの繰り込み因子を考慮し、密度汎関数理論により構築された5軌道ハバード模型に乱雑位相近似を適応することで再現される。これらの結果は電子バンドの繰り込みという形でしばしば現れる所謂、電子相関効果の観測が非弾性中性子散乱によっても可能であることを示すものである。

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